1. はじめに

世界的にたくさんの男性たちがED(イーディー)と呼ばれる勃起不全を患っています。英語ではErectile Dysfunctionと呼ばれ、日本語では勃起不全あるいは勃起障害を意味します。EDは性行為をする時に勃起の状態を維持することができなかったり、勃起を十分にすることができなかったり、中折れや早漏れなどをしてしまうことで満足な性行為をすることができない症状をいいます。

2003年に発表されたクビン(Kubin M)氏らが執筆した「勃起不全の疫学(Epidemiology of erectile dysfunction)」という論文によると世界の男性の内5〜20%が中等度及び完全なEDであるとされています。

勃起不全

世界的にEDの患者数は増加傾向にあり1995年には推定して1億5,200万名であり、2025年には3億2,200万名に倍増すると推定されています。

日本での状況はといいますと、30歳から79歳の間の男性へ1998年に調査を行なった結果によるとEDの有病者は約1,130万名と推定とされました。そのうちに中等度EDが約870万名となり、完全EDが約260万名となっています。日本では高齢化が進んでいるので、この調査の後も増加の傾向が認められており、今後も増加していく傾向が予想されています。

EDの種類は大きく分かれて機能性器質性の2種類に分かれています。

20代から30代の若い世代のED(勃起不全)の原因は大部分が心因性だといわれています。40代以上の中年から中高齢の世代のEDの原因の大部分は加齢あるいは糖尿病や高血圧病などの生活習慣病からくる器質性だといわれています。

日本の30~79歳の既婚男女を対象に2000年4月に行われたアンケートによると男性回答者のうちに29.9%がEDであると自覚しているのに対して、医療機関に相談したことがある人の確率はわずか4.8%という少数にとどまっている結果がでました。

医療機関に診療に行かない理由としては「日常生活にさほど影響がない」「困ったことがない」「セックスに関心がない」などという理由が多く見られました。

病院に行くことを阻む要因としては「恥ずかしい」「どこの病院に行ったらよいかわからない」「費用が高い」などが多数でした。また、アンケート回答者の80%がEDの病院での治療へ何らかの保険の適用をするべきだと考えているという調査結果が出ています。(「勃起障害及びその治療に関する一般市民意識調査」博慈会記念総合病院泌尿器科・白井 將文先生他・参考)

この調査結果によるとED(勃起不全)を感じている男性の多くは病院へ行くことへの精神的な、経済的な抵抗感を感じているようです。実際のところ、プライベートなことを他の人に打ち明けたくなかったり、病院に行く時に感じる心理的な苦痛などを感じてまで病院に行きたくないという方も多いのではないかと思います。また、日本ではほとんどの場合、ED治療のために保険が効かないために、高額な診療費用を払ってまでも病院で治療しようとするには至らない現状があると思われます。

病院に行くと、ある特定の持病や病気を患っている方、または併用禁忌薬、併用注意薬を服用している人を除くとED治療薬を処方して対応することがほとんどのようです。

それ以外の治療法には心理治療、ICI治療(陰茎に直接注射をする治療方法)、陰圧式勃起補助具を使って治療する方法、男性ホルモン補充療法、陰茎湾曲形成術、血行再建術、ED1000勃起不全衝撃波治療)、陰茎プロステーシス手術などがあります。

このように様々な治療法がありますが、高額な診療費用を払ってまで病院で治療を受けるメリットは本当にあるのでしょうか。或いはED治療薬を個人的に通販を通して購入した方が節約することもできるしより良いメリットがあるのでしょうか。

次の章からは、ED治療のために病院へ行くことのメリットとデメリットを順を追って見て行くことにします。

 

  1. EDの種類と分け方

 

ED医薬品 種類

2-1. EDの種類

 

EDの種類を大きく分けると器質性ED機能性EDに分けることができます。

器質性EDとはED(勃起不全)の原因身体的な要因により引き起こされるEDのことをいいます。

機能性EDとは心理的な要因精神的な要因精神疾患的な要因から引き起こされるEDのことをいいます。

この二つの大きなEDのうちにほとんどの場合、ED治療のために病院で治療を受けることができるEDの種類は器質性EDになります。

機能性EDの方の場合は、ED治療薬が服用可能な方にはED治療薬を服用するように導かれると共に、心理・精神治療のために心理治療、専門科や専門機関に紹介されるなどして他機関で治療をするように医師からの指導を受けることになります。

 

病院やクリニックではまずはじめに問診やカウンセリングなどを行ないます。機能性EDの方でもED治療のための医療施設を訪問することは可能ですが、ほとんどのED治療のための医療施設では主に器質性EDを治療することができます。機能性EDの方はED治療のための病院を訪れると共に、心理治療を受けたり、カウンセリングを受けたり、精神病科などに行って治療してみることをおすすめめします。

 

1)器質性ED

 

① 生活習慣病からの器質性ED

器質性EDをより細かく分けると生活習慣病からのEDがあります。糖尿病、高血圧症、動脈硬化、男性更年期症、肥満症などからの派生症状、或いは合併症状としてEDが表れることです。

生活習慣病からのED保険が適応されて治療を受けることも可能なことがあります。生活習慣病からのEDの方は医師に相談されることをおすすめします。

病気

他の病気、持病からの器質性ED

以下のような病気を患っているとEDが発症する可能性が高くなります。合併症状として、これらの病気の症状が悪化するとEDの症状も悪化して行きます。

これらの病気を患っているとしても全ての人がEDの症状を併せ持っているのではなく、高い確率でEDを患うことがあるということを意味します。

他の病気、持病からの器質性EDの治療も保険が適応されることもありますので医師に相談してみることをおすすめめします。

 

– 下部尿路症状/ 前立腺肥大症

 

・蓄尿症状(頻尿,尿意切迫感,尿失禁)

・排尿症状(尿勢低下,尿線散乱,尿線途絶,排尿遷延,腹圧排尿)

・排尿後症状(残尿感,排尿後滴下)

下部尿路症状/ 前立腺肥大症の薬物療法として用いられるα1遮断薬はED治療薬の併用注意薬でもあります。

 

– 慢性腎臓病

 

・透析患者

・腎移植後の患者

・透析を受けていないCKD の患者

 

 

内分泌疾患

・性腺疾患、下垂体疾患、甲状腺疾患 など

 

– 陰茎性疾患

・ぺロニー病,陰茎弯曲症,尿道下裂など

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

 

・夜間酸素飽和度の低下がEDの症状を引き起こすものとされています。

・睡眠時無呼吸症候群を治療することでEDの改善が確認でき、ED治療薬を併用するとさらに症状の改善がみられるという調査結果が出ています。しかし、ED治療薬が鼻閉を起こすために睡眠時無呼吸症候群を悪化させることもあることから、ED治療薬の使用には注意が必要とされています。

神経疾患(神経性ED)

脊髄損傷、多発性硬化症、脳卒中、てんかん、パーキンソン病など

 

– 薬剤 薬剤性ED)

 

新規で診察を受けたEDの男性の中で25%が薬剤性EDという報告が発表されています。以下のような医薬品を服用している方は医師に相談してください。

・高血圧を治療する降圧薬

利尿薬、Ca拮抗薬、交感神経抑制薬、β遮断薬

・精神神経用薬

抗うつ薬、抗精神病薬、催眠鎮静薬、麻薬

 

・ホルモン剤

エストロゲン製剤、抗アンドロゲン薬、LH-RHアナログ、5α還元酵素阻害薬

抗潰瘍薬

スルピリド、メトクロプラミド、シメチジン

・脂質異常症治療薬

スタチン系、フィブラート系

・呼吸器官・アレルギー用剤

ステロイド剤、テオフィリン、β刺激薬、抗コリン薬、抗ヒスタミン薬、プソイドエフェドリン

・非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)

(出典:Montorsi F, Basson R, Adaikan G, Becher E, Clayton A, Giuliano F, Khoury S, Sharlip I eds. Sexual medicine: sexual dysfunctions in men and women. Edition 2010. Paris: Editions 21, 2010)

2) 機能性ED

①心因性ED

EDの原因が精神的な要因、パートナーとの関係性からの要因、過去の出来事からのトラウマ、不安などから引き起こされるEDです。

心因性EDの特徴としては、身体的な問題はないのに突然EDになってしまったり、常にEDを患うのではなく特定の状況でのみEDになってしまったり、パートナーとの関係性に問題があることからEDになってしまったりなどの点を挙げることができます。

心因性EDであることを自ら確かめる方法は、朝立ち(早朝勃起)、夜間の勃起やマスターべーションなどでは問題なく十分な勃起をすることができるのに、パートナーとの性行為をする時に勃起を十分にすることができなかったり、維持することができないなどの症状を自らが自覚し確認する方法です。

心因性ED性欲を感じることができなかったり、うつ病、統合失調症や不安障害などの精神的な症状と合併することが多いとされています。

近年では不妊症の検査を受けることへのストレスから、EDになる男性が増えているという調査結果がでています。不妊症の検査を受ける以前はEDではなかったのに、不妊症の検査後にEDの症状を感じるという方が11%増えたと報告されています。不妊症治療は男性にストレスと精神的な苦悩を与えるために、そのことがEDに繋がってしまう可能性があるのです。

 

病院ではシルデナフィルテストへの反応夜間勃起があるかないかを通してEDの種類への診断が下されます。

 

心因性EDの治療には主にカウンセリングや精神分析療法、行動療法などを行う心理療法とED治療薬を処方する薬物療法2種類の治療方法が行われます。

② 精神病性ED

精神病性EDうつ病、精神分裂症、総合失調症、妄想性障害など精神病から起因するEDのことをいいます。

精神病性ED心因性EDよりも自らの精神力で精神病を回復をすることが難しいケースが多く見られます。精神病性EDは精神病科による精神治療を行うように医師から誘導されます。

勃起不全の原因

3. 病院でED治療をするメリットとデメリット

 メリット

3-1. 病院で ED治療をするメリット

病院ED治療をするメリットは何といってもED治療のことをよく知っている医師に相談しながら自分に最も適している治療方法を選んでもらうことができることにあるでしょう。

 

ED(勃起不全)は様々な要因から引き起こされています。自分では気がつかない要因によりEDが引き起こされている場合にはその原因を突き止め、原因が明らかになったらフォーカスを当てて治療を行うことができます。

まず、医師は生活習慣を改めることでEDを治療することができることを患者に伝えます。

そのために禁煙を促したり、肥満や運動不足が認められた場合は適度な運動をして食習慣を改善するように指導します。

高血圧,糖尿病,心疾患,うつ病,睡眠時無呼吸症候群,慢性腎臓病などを患っているようであれば、専門医や機関紹介され、治療をすることを促されます。

薬剤が原因でEDを患っているようであれば、その薬剤を処方している主治医と連絡をとり、薬剤の量を減らすことができるかなどの相談をする手続きをします。

ED心血管疾患や、前立腺癌から起因している場合があります。言い換えれば、心血管疾患前立腺癌の身体に現れる一つの症状としてEDが現れることがあるのです。

心血管疾患ED原因には多くの共通リスクファクターあります。それらは、加齢,喫煙,高血圧,糖尿病,肥満・運動不足,うつ病,慢性腎臓病,睡眠時無呼吸症候群などになります。そのため、ED心血管疾患の前兆と考えられています。

このような理由からEDの治療のために1度でも病院へ訪れて正確にEDの原因を突き止めることは、他の病気との合併症状や、EDよりも深刻な病気を早期発見することができることに繋がりますのでとても有益であるということができます。ガンなどの深刻な病気は早めに手術するとリハビリなどを通して健康な体を取り戻すことができる確率が高くなります。

3-2. 町医者やクリニックにおけるED診断のフロー

まずはEDの原因を突き止める必要があるので、病院で治療する際にはほとんどの場合、問診・カウンセリングから始まります。その後、必要であれば血圧や脈拍の測定を行います。この後ほとんどの場合はED治療薬を服用することができるかの問診をし、簡単な検査を通して確かめ、ED治療薬の処方に続きます。日本の医療機関で処方されるED治療薬の種類はバイアグラ、レビトラ、シアリス、バイアグラ・ジェネリックのいずれかになります。

 

特別な場合のみ陰茎を見せる視診や陰茎を触る触診などの身体初見をします。

更に医師が必要であると判断した場合のみ血液検査尿検査心電図測定というような臨床検査に進みます。

 

ここまで見ても分かるとおり、病院に行ってED治療をすることへのメリットEDの原因を医師との問診とカウンセリング、検査などを通して正確に突き止めること、原因がはっきりしたら適切な治療を受けることができるように指導を受けることができることにあります。

他の医薬品を常飲していたりしている方や、持病があってED治療薬を服用することができるかどうかが定かではない場合は、ED治療薬を個人的に通販で購入して服用することをおすすめすることはできません。必ず医師に相談してからED治療薬を処方してもらうようにしましょう。

3-3. 病院におけるED治療のフロー

 

1) 問診・カウンセリング・ED治療薬の処方

病院に行くと、まずは問診票を渡されてアンケート用紙に回答するようになっている簡単な問診票(SHIM:Sexual Health Inventory for Men)に記入します。

この問診票はEDの診断と治療方法を選択するために重要な情報になります。

その後、医師とのカウンセリング、問診などを通してEDの原因を医師が把握していきます。患者の立場としてはこれまで誰にも相談できなかったことを専門家に相談することができるので、精神的にだいぶ楽になるという方もたくさんいます。病院によってはパートナーが同席してカウンセリングを行うことができるところもあります。医師は患者にそれまでに知らなかった情報を提供することで患者を教育します。その後、多くの場合は患者の希望を聞いた後、ED治療薬の処方に進みます。

日本で処方されるED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリス、バイアグラ・ジェネリックとなっており、個人の体質や体型、体調、服用するタイミングなどの好みにより医師に希望を伝えることができます。バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬は、それぞれ効果のでかたや副作用のでかたに差があります。バイアグラのジェネリック医薬品までを含めると4種類のED治療薬をそれぞれ試して見て自分に最も合うED治療薬を選ぶと良いでしょう。

 

2) 海綿体注射(ICI治療)陰圧式勃起補助具

海綿体注射(ICI治療)

ED治療薬を服用することができなかったり、バイアグラ、レビトラ、シアリスの全てのED治療薬を服用してみたのに満足な効果を感じることができなかったという方、ED治療薬の服用で強い副作用がでてしまったという方は海綿体注射(ICI治療)或いは陰圧式勃起補助具を用いた治療を試みるように指導されます。

どちらも不便を伴う治療方法のために、継続することができる方は少数です。費用も高額で、海綿体注射(ICI治療)はおよそ一回4000円から始まり、ほとんどの場合は1万円前後となっています。陰圧式勃起補助具は1式およそ3万円からとなっており、高額です。

海綿体注射(ICI治療)はED治療薬とは異なり、性的刺激や性的興奮に関わらず勃起させることができます。陰茎の海綿体に髪の毛ほどの太さの細い針で注射をすると5分から10分ほどで勃起します。勃起する確率は98とかなり高く、副作用もほとんどないとされています。勃起の持続時間はおよそ3時間です。そのため、医療機関で注射をしてからすぐに帰宅して性行為をする必要があります。勃起は射精をした後も続きます。

このような時間的な圧迫を避けたいという方は、自宅で注射をすることもできますが、日本では厚生労働省の認可が降りていない未承認な治療方法であるために、何かあった場合には自己責任になります。医療機関でも扱っていないところが多い現状です。

 

 

② 陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具はED診療ガイドライン 2012年版によると、「陰茎に陰圧をかけて陰茎内に血液を吸引した後,陰茎基部にゴムバンドを巻いて血液を滞留させる。したがって,生理的な勃起とは異なる擬似勃起状態を起こす。バンドの締め付け時間は30分以内が適切である。性交に可能な勃起状態は90% で達成できるが,満足度は27〜94% とばらつきがある」と説明されています。

陰圧式勃起補助具は性行為の前にポンプで勃起の状態を引き起こす必要があるため、陰茎の根元をゴムバンドで巻くことで勃起の状態を維持させる必要があります。このような手間と不快感から長期継続は35%~40%にとどまっており、多くの患者は使用開始後の3~4ヶ月で使用を中止する傾向があります。

副作用陰茎への痛みとしびれ、皮下出血、射精障害、陰嚢吸引、冷たい勃起などが挙げられます。

陰圧式勃起補助具は性行為の直前にポンプを使う必要があるため、若い世代よりも長年親しみお互いをよりよく理解している中高年に対して高い有効性を発揮しています。

 

プロステーシス

3) プロステーシス挿入手術

 

プロステーシス挿入手術は上記の治療法のどれも効果が得られなかった方のための最後の手段として提案される方法です。

陰茎に「プロステーシス」と呼ばれるシリンダーを移植する手術です。タイプとしては、ノンインフレータブル・タイプとインフレータブル・タイプの2種類があります。

手術は患者にとって大きな選択であり、手術した後は手術をする前の状態に戻ることができないので慎重な選択をする必要があります

手術することは自然にEDを治療して回復することへの道を閉ざすことにもなります。

また、プロステーシス手術には治療・回復のためにある一定の時間がかかり、手術した後に感染したりするケースがあるというリスクがあります。

費用も高額になっており、医療機関によって差はありますが60万円前後かかる状況です。

このような高いリスクにもかかわらず、手術後の長期生着率は比較的高く、患者の満足度も高いという報告がされています。

 

4) ED1000(体外衝撃波治療装置)

ED1000は近年に発売された低出力の衝撃波を与えることで痛みを伴わずに陰茎の血管を新しく再生させながらEDを治療する装置です。本来は尿路結石の治療に用いられていた技術ですが、ED治療のために開発され利用されるようになりました。

日本でこの器械がある医療機関はまだ少数で、治療費用も高く、実際の効果としても、治療後に性行為を満足に行うことができるようになった人は44%と低くなっています。

3-4. 病院の選び方

 病院 選ぶ方法

ED治療のために病院にいくことへの心理的障害となっていることは「恥ずかしい」という多くの男性の方々の心理的要因でしょう。

ED治療のためのクリニックや病院の種類は様々あります。

ED治療のための病院の選択は大きく分けると、一つ目は町医者やクリニックのような小さな医療機関と、二つ目は大学病院のような大きな総合病院になります。総合病院では泌尿器科や内科、男性更年期外来などに行くと男性器疾患へのED治療をしてもらうことができます。

ED治療薬を処方してもらいたかったりするような場合は町医者やクリニックに初回の診療をしにいくと良いでしょう。

大学病院などの大きな医療機関では検査用の様々な機器があるために、EDの原因を正確に突き止めて治療をしたいという方は大きな総合病院へ行かれることをおすすめします。

ED治療専門のクリニックへ行くことのメリットは、ED治療のために病院へ行くことを恥ずかしいと感じる方々のために、スタッフが全員男性だったり、薬の処方を院内や医師が直接渡すなどの形で配慮が行なっている点です。診察室も個室のところもあり、相談の時に内容を誰かに聞かれるというような心理的負担なしにリラックスして診療をしてもらうことができるところがあります。

ED治療に特化した男性専用のクリニックによっては診察料は請求せずに薬代だけを請求するところもあります。ED治療はほとんどの場合自由診療で保険が適応されない診療のため、診療費や薬代は医師や医療機関が定めることになります。場所によって価格の上下がありますので、料金が気になる方は事前に電話などをして診察料と薬代を聞いてから病院を選択すると良いでしょう。近頃ではインターネットでも料金を公開している医療施設もたくさんありますのでインターネットを通した事前調査をして病院をお選びになることをおすすめします。病院やクリニックによってはパートナーの同伴でカウンセリングや治療を受けることができるところもあります。

 

これらの様々な選択肢の中から、どのようなクリニックや病院がいいのかをお選び下さい。

 

3-5. 病院でED治療をするデメリット

デメリット

病院でED治療をするデメリット経済的な負担、時間がかかる、恥ずかしい、男性性器を見せたり触られたくないなどです

一度病院へ行って、ED治療薬を処方してもらったら、次からは適量と適切な種類を知っているので通販で購入し始めるという方も多いかと思われます。

「ED診療ガイドライン 2012年版」によると、「治療の目的は,満足のいく性的関係を回復することであり,単に硬い勃起を得ることではない」と記述されています。正常な勃起をすることはできますが、より強く、硬い勃起を得たいために病院へ行くことはおすすめすることはできません。

EDの原因を突き止めることには興味がなく、ED治療薬のみを処方してもらいたいという目的が明確にある方は、病院で治療するよりも通販を通して購入する方が手軽で経済的にも節約することができるでしょう。

病院によっては簡単な問診をした後にすぐにED治療薬を処方するというところもあり、わざわざ病院に行って処方してもらうのが面倒に感じる人もいらっしゃるかと思います。このような病院で行う問診はインターネットでも行うこともできます。

上記のようなデメリットがありますが、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬を通販で購入する際のリスクを考慮に入れた上で慎重に病院でED治療をするのか、通販でED治療薬のみを購入するかの選択をする必要があります。

 

  1. ED治療薬の選び方

 

これまではED治療を病院で受けることのメリットとデメリットを順を追って見てきました。

このような全ての要素を考慮に入れて、それでも手軽に通販でED治療薬を購入したいという方のために安全にED治療薬を購入・服用することができるよう現在3種類発売されているバイアグラ、レビトラ、シアリスのED治療薬の情報をまとめて見ました。

 

バイアグラ

1) バイアグラ

日本での販売用量:25mg、50mg

海外での販売用量:25mg、50mg、100mg

製薬会社:ファイザー株式会社(アメリカ合衆国)

錠剤形態:青色のひし型

有効成分:シルデナフィル

日本での発売時期:1999年3月

 

バイアグラは世界で初めて発売されるようになったED治療薬です。世界的には1998年にアメリカで発売され、日本では1999年に認可され発売されるようになりました。それまでに薬剤を服用することでEDの症状を治療することができるED治療薬はなかったので、世界中の男性から「夢の薬」と言われ多くの人々の支持を集めました。

バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類発売されているED治療薬は全てPDE-5阻害薬と医学的に呼ばれている医薬品です。医薬品ですので、薬局やドラッグストアなどでは購入することはできません。しかし、現在日本ではEDの治療と薬の処方には保険が適応されていないのでこれらのED治療薬を購入するためには医療機関に行き、医師の処方を受ける必要があります。

バイアグラは最も初めに発売されたED治療薬ということもあり、信頼と実績のあるED治療薬です。2016年12月には2500万人以上の世界の男性がバイアグラの処方を受けたという調査結果が報告されています。バイアグラを通販で購入している方も多いために、どれだけたくさんの男性たちがバイアグラを服用してきたかということが推測できます。

バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬は勃起の状態を萎えさせてしまう体内で生成される酵素であるPDE-5(5-ホスホジエステラーゼ)をED治療薬の中に含まれている有効成分をとおして阻害し、勃起の状態を維持することができるようにサポートします。また、ペニスの筋肉をリラックスさせることで血管を拡張させ、血流の流れを促進させることで勃起をより強く硬くすることができるように助ける働きをもたらします。

バイアグラの特徴としては、信頼することができる薬剤効果にあります。ファイザー製薬の調査によると5人のうちに4人は性行為をするために満足な勃起をすることができるようになったと報告されているほど成功率の高いED治療薬になります。

バイアグラ副作用としてあげることができる症状は、頭痛、ほてり、動悸、鼻づまり、消化不良、気分が悪くなる、腹痛、関節痛、筋肉痛、発疹、疼 痛、 熱感、目の充血、彩視症、視覚障害、結膜炎、光に過敏になったり色が変化して見える眼への変化などがあります。

バイアグラの副作用はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬の中でも最もでやすいと報告されています。しかし、ファイザー製薬が行なった調査によるとバイアグラの副作用は被験者のうちの5%のみに確認されたという調査結果がでています。適切な用量と用法を守れば、ほとんどの方は安全にバイアグラを服用して効果を感じることができるでしょう。バイアグラを服用して副作用が強く出たという方は、有効成分の化学構造式が異なるシアリスを試してみると良いでしょう。

バイアグラはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬の中で最も食事の影響が受けやすいED治療薬だとされています。バイアグラを服用をする最も適したタイミングは空腹時で、性行為の1時間前に服用することがすすめられています。効果持続時間は4時間ほどで、バイアグラを1錠服用して次に服用するまでの感覚は24時間となっています。

食事をしてすぐにバイアグラを服用すると効果が半減してしまうとされています。食後にバイアグラを服用する際には最低でも2時間、できれば3時間あけるようにしましょう。

バイアグラを食前に服用する際には最低で30分前、できれば1時間ほど前に服用するようにしましょう。

 

バイアグラはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類のED治療薬の中で最も価格が安く設定されています。バイアグラを病院で処方された場合の平均価格は25mg で およそ1,200 ~1,500円 ほど、50mg でおよそ1,400 ~ 2,000円 ほどとなっています。一方3種類のED治療薬の中で最も新しいシアリスは

10mg でおよそ1,600〜 2,000円、20mg でおよそ1,750〜 2,500円となっています。

バイアグラのもう一つの魅力は、バイアグラの特許が2014年5月に満了になっているために、国内の医療機関でもバイアグラのジェネリック医薬品を処方してもらえるという点でしょう。バイアグラと同等の効果を、より安価な値段で得ることができます。

 

レビトラ 10mg

2) レビトラ

 

用量:5mg、10mg、20mg

製薬会社:バイエル薬品株式会社(ドイツ)

錠剤形態:オレンジ色の丸型

有効成分:バルデナフィル

日本での発売時期:2004年6月

レビトラは世界で2番目に発売されたED治療薬です。

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルとレビトラの有効成分であるバルデナフィルの化学構造式はとても似ており、そのため効果や副作用などの種類もとても似ています。

レビトラはバイアグラの改良版とも呼ばれており、バイアグラよりも効果時間が長く、食事の影響を受けにくく、副作用が少ないとされています。

また、レビトラは速攻性があり、空腹で服用した際には15分から20分の間に効果を感じることができます。

早漏症や糖尿病の方に最も有効性があると言われているED治療薬です。

シアリス 10mg

3) シアリス

用量:5mg、10mg、20mg

製薬会社:日本イーラーリリー社

錠剤形態:薄い黄色の水滴型

有効成分:タダラフィル

日本での発売時期:2007年7月

 

シアリスは3種類発売されているED治療薬の中で最も新しく発売されたED治療薬です。バイアグラとレビトラの化学構造式がよく似ているのに対し、シアリスの化学構造式は異なる形状をしているために、バイアグラとレビトラに比べて特色のある効果をもたらすことができます。

最も特出しているシアリスの効果は長い効果持続時間にあります。シアリスは1錠服用すると24時間から36時間までの長い効果を感じることができます。そのために、海外では「ウィークエンド・ピル」と呼ばれたくさんの男性たちに親しまれています。シアリスの長い効果持続時間は、これまでに数時間という効果持続時間の間に性行為をしなくてはならないという男性の心理的な負担を軽減させることができるようになりました。

シアリスの有効成分であるタダラフィルは水に溶けにくいという性質があり、そのために遅効性のED治療薬となっています。有効成分がじっくりと時間をかけて徐々に体に浸透していくために副作用も少なくでることに繋がります。バイアグラとレビトラを服用して副作用が出たという方は、シアリスを試されることをおすすめします。

シアリスは食事の影響を最も受けにくく、800キロカロリーまでの食事でしたら食後に服用しても影響は少ないとされています。しかし、シアリスも最も好ましい服用のタイミングは空腹時になります。

シアリスを食前に服用する際には2時間ほど前がベストであり、少なくとも30

分前に服用しましょう。

シアリスは性行為の3時間ほど前に服用すると最も効果的だとされていますが、効果の出方には個人差があり、1時間から4時間の間とされています。ピークを過ぎたら徐々にゆっくりと効果が下がっていきます。

シアリスを、速効性を求める時に服用することは推奨されていません。また、勃起の強さと硬さを重視する方はシアリスで満足な効果を感じることができないかもしれません。

糖尿病や高血圧の方、高脂血症の方はシアリスが効きにくいとされています。レビトラは糖尿病の方に比較的高い有効性が確認されています。

シアリスの副作用は顔のほてり、動悸、頭痛、鼻づまり、目の充血、動悸、色覚変化などになっています。

カマグラゴールド

4) カマグラゴールド

 

用量:50mg、100mg

製薬会社:アジャンタ・ファーマ社(インド)

錠剤形態:青色のひし型

有効成分:シルデナフィルクエン酸塩

 

「カマグラ」と「カマグラゴールド」はバイアグラと同じ有効成分を含むバイアグラのジェネリック医薬品です。

ジェネリック医薬品とは他の言葉で「後発医薬品」といい、新薬の特許が満了した後に新薬と同等の効用・効果・安全性・品質を持ちながら安価で購入することができる医薬品のことをいいます。

新薬は10年から15年ほどの長い年月をかけて人々が患っている病気への新しい効果をもたらすために、新しい構造式を持つ有効成分を含む医薬品を開発して生まれる「先発医薬品」です。この間には数々の研究、実験、試験、検査が伴うために何百億円という費用がかかります。このような理由から新薬は高額な値段で販売せざるを得ない状況があります。

一方ジェネリック医薬品は新薬の開発の時にあらかじめ確かめられた有効成分を同量含み、風味や添加物などを加えて開発販売される医薬品です。新薬の特許満了後に製造方法などの情報を提供してもらい開発するのでその開発期間も約3年で開発費用も約1億円となっています。このような開発プロセスの違いからジェネリック医薬品は安価で新薬と同じ効用を持った薬を患者たちに届けることが可能になっています。

ジェネリック医薬品が新薬から変更して良い部分は風味、色、添加物、形状などです。新薬が錠剤のみ販売されていたら、ジェネリック医薬品は口の中で噛んで飲むタイプ、ジェリー状のタイプ、コップに入れて溶かして服用するタイプなど様々な形状があります。

「カマグラ」と「カマグラゴールド」はバイアグラのジェネリック医薬品を通販でお求めの方におすすめできるED治療薬です。バイアグラのジェネリック医薬品は、国内の医療機関を通して処方されることはできるものの、国内の製薬会社で製造されたバイアグラのジェネリック医薬品を国内の通販を通して購入することは違法になっています。

一方海外で製造されている医薬品やジェネリック医薬品を個人が服用するために少量、個人輸入代行などを通して輸入することは合法となっています。しかし、その際に海外からの通販で購入することができるED治療薬には偽物も多く含まれているので細心の注意が必要です。

「カマグラ」と「カマグラゴールド」は世界的にジェネリック医薬品の製造で有名なインドのムンバイに本社があるアジャンタ・ファーマ社が製造しています。

「カマグラ」は輸出用に作られており、「カマグラゴールド」は輸入用に作られています。

カマグラゴールドは世界的に信頼と実績のあるバイアグラのジェネリック医薬品です。インドでは世界の特許法に準じることなく、独自の特許法の元医薬品の開発と製造をしているために、バイアグラの特許が切れる2014年のずっと前からバイアグラのジェネリックが製造されていました。インドで製造されているバイアグラのジェネリックとは、国内のバイアグラのジェネリックに比べても値段が安いので、日本でもたくさんの方々が愛用しているジェネリック医薬品です。

カマグラゴールドを信頼できる海外個人輸入代行をとおして正規品を購入することができると、バイアグラとほぼ同等の効果を感じることができます。

カマグラゴールドを服用する際には特に注意する必要がある注意点があります。

カマグラゴールドは最も少ない用量として50mgから販売されています。バイアグラのジェネリック医薬品を服用する時に日本で初めに推奨されている用量は25mgからです。はじめてカマグラゴールドを服用する方は、ピルカッターなどで半分に切って服用することをおすすめします。また、通販では100mgも多く出回っています。カマグラゴールドの用量をちゃんと確認せずに100mgを飲んでしまったら、大きな副作用を経験するなどの危険性がありますので、必ず半分、あるいは4分の1に切って服用するようにしてください。

カマグラゴールドを服用する際には、バイアグラの併用禁忌薬、併用注意薬を良く読んで、硝酸薬、抗不整脈薬、肺高血圧症治療薬などを服用している方は服用しないでください。カマグラゴールドの有効成分であるシルデナフィルクエン血圧を下げる作用をするので上記のような医薬品と併用すると危険です。

カマグラゴールドは狭心症、心臓疾患(心筋梗塞、心不全など)、血管系疾患(冠動脈異常)、動脈異常、高血圧、低血圧、網膜色素変性症、肝機能障害の持病を持っている方は服用することができません。

カマグラゴールドはまた、過去に脳梗塞、脳出血を患ったことがある方も服用することができません。

カマグラゴールドの副作用はバイアグラに比べて少ないと言われています。カマグラゴールドの副作用は、顔のほてり、鼻づまり、頭痛、目の充血、腹痛、めまい、吐き気、急な血圧の変化などがあります。

カマグラゴールドを服用して副作用を感じた方は、服用を中止して安静にするようにしてください。カマグラゴールドの効果持続時間が切れると副作用からも次第に回復してくるでしょう。カマグラゴールドの効果持続時間は通常の場合3〜6時間になっています。

カマグラゴールドを服用して毎回頭痛を感じるようでしたらロキシニンなどの頭痛薬と併用することが可能です。

カマグラゴールドはバイアグラと同様に食事の影響を受けやすいED治療薬です。カマグラゴールドの服用のタイミングなどはバイアグラの注意事項を参照ください。カマグラゴールドは空腹時に服用することが最も推奨されています。

カマグラゴールドを食前に服用する際には最低でも30分前に服用するようにしましょう。

性行為の1時間前にカマグラゴールドを服用すると最も効果が高い時に性行為を行うことができます。

カマグラゴールドの勃起の持続時間は4時間から6時間ほどです。

カマグラゴールドを服用する際にはお酒はごく少量に控えるか、飲まないようにしてください。

カマグラゴールドを服用する際には食べ合わせとしてグレープフルーツやそのジュースを食べることを避けてください。グレープフルーツの中に含まれるフラノクマリン酸という成分がカマグラゴールドの有効成分であるシルデナフィルが体内に排出されるメカニズムを阻害します。そのためにカマグラゴールドの副作用が強く出すぎたりする恐れがあります。

カマグラゴールド服用時の注意点として、カマグラゴールドを服用してあついお風呂につからないようにすることがあります。カマグラゴールドの副作用が高まる恐れがあるからです。

カマグラゴールドなどのED治療薬のジェネリック医薬品を海外から通販で購入する際には偽物も含まれているという危険性を考慮に入れて細心の注意をはらい、しっかりとした調査の元購入する必要があります。日本で認可が下りていないED治療薬のジェネリック医薬品を海外から購入し、偽物が当たってしまい副作用が強く表れるというような症状になっても、日本の「医薬品副作用被害救済制度」の救済を受けることができません。このような被害に遭ってしまった際にも自己責任になってしまうというリスクがあります。

海外から購入することができるED治療薬のジェネリック医薬品は特に価格が安いために魅力的ですが、このようなリスクが潜んでいることを考慮に入れてどのようにED治療薬を購入するか選択すると良いでしょう。

しっかりとした調査の元に正規のジェネリック医薬品を購入することができると正規品とほぼ同等の効果を感じることができます。

  1. まとめ

病院でED治療を受けることのメリットとデメリットを詳しく見ていきました。病院に行くことで正確にEDの原因を突き止めることができるので、1度は病院へいくことをおすすめします。その後、病院で処方を受け続けるか、経済的な負担が軽い通販で購入するかは個人の選択にかかっているようです。